STAFF INTERVIEW
いなほの看護小規模多機能/管理者:中村千鶴さん

育児中でも働きやすく、管理者にステップアップ!
ここで働いてよかった。

いなほの看護小規模多機能
管理者:中村千鶴さん

前職で病院の介護士をされていた中村さん。現在は2021年にできたばかりの「いなほの看護小規模多機能」で管理者として働いています。育児と仕事との両立や白岡白寿会の特徴について語っていただきました。

介護士を経て相談員として転職

中村さんは白岡白寿会に入職前は何をされていたのですか。

病院の療養病棟で介護士をしていました。同じ介護業界でも病院は治療の場なので、ご本人やご家族がこうしたいという希望に添えないところがありました。そのため、特養のような生活の場で、利用者様の意向に沿えるサービスをしてあげたいと思い転職を決めました。

そうだったのですね。多くの施設の中から白岡白寿会を選んだ理由を教えてください。

転職時は介護士ではなく違う角度から利用者様を支援したいと思っていたので、相談員を募集している白岡白寿会に目が留まりました。職種として初めて相談員を迎え入れる一期生で、一から自分で作り上げられると聞いたので5年ほど前(2016年)にここに就職しました。

看護小規模多機能とは?

中村さんは現在看護小規模多機能で働いていますが、最初は特養の相談員として白岡白寿会に入職されたそうですね。

はい。看護小規模多機能は今年(2021年)の2月にオープンしたばかりなのですが、オープンに伴いこちらに移ってきました。

立ち上げから関わったのですね。では、看護小規模多機能の仕事内容とやりがいを教えていただけますか。

看護小規模多機能は、簡単にいうと「病院と自宅の間」です。例えば病院から退院して自宅に戻りたいけれどすぐに戻るのは不安だという方が、ここに滞在してリハビリなどで状態を改善させて自宅復帰を目指す、というイメージです。もしくは自宅での治療は難しいけれど病院で寝たきりは嫌だからここに入るという方もいらっしゃいます。
病院に準じた医療処置を、自宅で暮らすのと同じような雰囲気の場所で受けられるというのが看護小規模多機能の特徴です。

利用者さんとの印象的なエピソードを教えてください。

家に帰ってご家族に囲まれながら看取られたいという方がいらっしゃったのですが、ご自宅だとやはり難しくてこの施設に来ました。ご家族の方がお部屋の物を持ってきたり写真を貼ったりして、ご自宅と同じような雰囲気の中でご家族と最期を迎えられました。「ここが家だと思えてよかった」と言っていただけたのは印象的でした。
これは看護小規模多機能に限らずですが、ご家族やご本人から感謝をされると私も「ここで働いてよかった」とやりがいを感じます。

管理者として感じることと「いなほの掟」

中村さんは最近管理者にステップアップしたそうですね。管理者というのはどういう役割なのですか。

私は介護支援専門員と兼務している管理者なので、利用者さんのプランを立てながら、そこで働いてる介護士や看護師との連携を図る役割を担っています。

利用者さんだけではなく、別の部署の方とのやりとりもあるのですね。

はい。チームプレーは白岡白寿会の特徴のひとつです。やはり「介護は介護だけ」というわけではなく、介護も看護も事務も全て連携しないといいサービスは提供できないと思うのです。

なるほど。他部署との連携を図る役割だと、間に挟まれる苦労などはないですか。

たしかにひとつの施設にいろいろな職種の職員がたくさんいると、自分の職種が1番大変だと思いがちになります。ですが、自分だけではなくみんなも大変なんだと想像し合えることが重要だと思うのです。白岡白寿会は「お互い様」というのをとても大事にしています。

「お互い様」の実感はありますか。

はい。白岡白寿会では今年になってから「いなほの掟」(※)というものができて、毎朝職員で読むのですが、そのなかで「みんなで協力しよう」という言葉があるので毎日意識する機会になっています。

「いなほの掟」は重要な役割を果たしているのですね。管理者になって、他のスタッフとの接し方で心がけてることはありますか。

一定の距離を保ちつつも必ず「大丈夫ですか」「今業務で不安なことはないですか」と声をかけて、コミュニケーションを取るようにしています。

充実した休暇制度で心身ともにリフレッシュ

白岡白寿会で特徴的な制度としてWハッピーホリデーとリフレッシュ休暇(※)というのがありますが、この制度が導入された時どう思いましたか。

福祉業界では2連休以上取れることはなかなかないので、すごくいい制度だと思いました。ここでも「お互い様」の精神が活きていると思います。「私はこの期間休むからお願いします、でもあなたが休む時は私達が頑張ります」という。

なるほど。今まで何回使いましたか。

6回です。Wハッピーホリデーは5日間なので、私は関東圏内の近いところで温泉旅行に数日行って、そのあと家でゆっくり過ごしています。リフレッシュ休暇は公休も合わせて10日間ほど休めるので、毎年沖縄に行っています。
それだけあると気持ちも体もリフレッシュして、また次の休暇まで頑張ろうという気持ちになります。

白岡白寿会の魅力、それは職員を大切にしてくれること

中村さんは白岡白寿会に入職してまずどんなことを感じましたか。

理事長のポジティブさに驚きました。「前向きで何事も失敗はない。失敗してもそれが成功に変わる」という考えの持ち主で、とても明るい方です。理事長がいるから皆が明るいのだと思います。介護施設はどこもきつくて大変というイメージが強かったので、そんなことはないのだな、と思いました。

では、白岡白寿会の魅力とは。

なんといっても職員を大切にしていることです。職員が楽しく働きやすい雰囲気を作ってくださったりしています。職員の環境やプライベートが充実していないと利用者様に対してもよいケアができない、ということがベースにあるようです。

制度的なことだけではなく、環境面でも働きやすさを感じるのですね。

はい。あと、人事評価(※)のポイントがはっきりしています。ある意味評価ポイントに沿って仕事をすれば高い評価をもらえます。そのうえで評価していただくのですが、評価表を見れば逆にできないところがどこなのかもすぐにわかるので、「じゃあ来年はこれに向けて頑張ろう」という目標につながります。

できていることだけではなく、できないこともわかるのですね。職場にはどんな雰囲気の人が多いですか。

皆明るいです。でも駄目なところは「そこ駄目、できてないよ」と注意し合える雰囲気です。人事評価でもできていない職員がいたら注意しようという項目があるので、個人的な私情ではなく自然と皆で言い合えるのだと思います。

白岡白寿会にはどんな人が向いてると思いますか。

前向きな人が向いていると思いますが、理事長がとても前向きでポジティブなので、ここに入れば自然と前向きな考え方ができるようになると思います。まさに私がそうでした。

もともと「自分は駄目なんです」というタイプでしたが、理事長が口癖のように「大丈夫、大丈夫」とおっしゃるので、「大丈夫なのかも、頑張ってみます」という考え方になりました。管理者になる時も「まだ務まらないのでは…」という感じだったのですが、大丈夫と言われたので「やってみないとわからないし、とりあえず頑張ります」みたいな(笑)。

仕事と育児の両立ができる環境

大きな変化ですね。ちなみに中村さんはお子さんがいらっしゃるとのことですが、仕事と育児の両立についてお話を伺いたいと思います。

ここに入職した時、子供が3歳だったので常勤で勤めることにすごく不安がありました。迷惑かけるのではないかと。しかし、土日に休みをいただけないかとか、9時~18時の勤務時間だと難しいといったことを理事長に相談したら、どうしたら育児中のスタッフ達が働きやすくなるかを考えて規定も全部変えてくださったのです。

今私は常勤なのですが、「この曜日は早く帰ってもいいよ」とか、日曜日に休みを多く取ってもいいような規定を考えてくださったりしました。子供が幼稚園から小学校に上がったりすると、勤務も変わってきたりするので、それに伴いスタッフが子供の成長に合わせてできるだけ働きやすいように規定や仕組みを進化してくださるのはとても助かります。

育児中でも安心して働けるのはうれしいですね。

私は埼玉が地元ではなく近くに両親がいないため、「常勤フルタイムで働きながら育児と両立できるだろうか」という気持ちで常勤で働くことに不安はありましたが、理事長も他のスタッフもすごく助けてくださってとても安心しました。

私が体調を崩した時も、スタッフが食事を届けに来てくれて、申し訳ない気持ちもありつつここで働いてよかったと実感しましたね。

白岡は意外と便利で住みやすい!車出勤もOK

職場の近くに住んでらっしゃる方が多いのですか。

そうですね。私も以前は近くに住んでいて、住みやすかったです。今は隣の久喜市から車で通勤しています。

車出勤も可能なのですね。白岡市はどんなところですか。

白岡は意外と便利です。東京まで電車1本で行かれますし、久喜まで出ればショッピングセンターもあるので、そこでひと通りの買い物は済ませられます。大きな街に出るなら大宮もすぐに行かれます。

ここで働いてよかったと、きっと思えるはず

では就職・転職活動をされている方へのメッセージをお願いします。

私は子育てしながら働くことにすごく不安があったのですが、ここで働けてよかったと思っています。自分の都合ってどうしても自分から言いにくいことだと思いますが、ここの職場だったら、相談すれば改善案を出してくれます。

ここで働きたい方は、最初からあきらめず何でも相談してみてください。

最後に、今後中村さんはどういう人になっていきたいですか。

まだまだ先だと思いますが、いつか「中村みたいな人になりたい」「中村のもとで働けば安心だな」と思っていただける人になりたいです。


※Wハッピーホリデー/リフレッシュ休暇

Wハッピーホリデーは、職員全員が有給休暇と公休を連続で取得できる制度。
リフレッシュ休暇は7日間以上の連続休暇(原則義務)。これにより1週間以上の長期休暇が年に2回取得できるうえに、連休を取った職員には2万円も支給される。(リフレッシュ休暇は週の労働時間に応じて付与。7日間は週40時間勤務する通常の正規職員に限る)

※いなほの掟

2021年に、誰もが働きやすい職場環境をつくるために生まれた掟。
主な内容は、①物事に真摯に取り組みます。②現状をより良くしよう、他者と協力しようという態度・姿勢で仕事に取り組みます。③上司や先輩職員等の指導や助言は素直に受け取ります。④周囲を不快にさせる態度を取りません。⑤常に相手への感謝の気持ちを持ち、良好な人間関係を保ちます。 

※新たな人事考課制度

2021年に、いなほの掟をベースにつくられた人事考課制度。「できている/できていない」を評価する細かいチェックシートが用意されており、その結果が人事評価だけではなく昇給やボーナスの査定などにも影響する。

スタッフインタビュートップへ