利用者様の生活そのものに関われるのが作業療法士の醍醐味
いなほの訪問介護ステーション
作業療法士:石井さん
これまでリハビリ専門病院の作業療法士をしていた石井さん。お子さんの成長に合わせて働きやすさ重視で白岡白寿会に転職しました。現在は個人宅を訪問する作業療法士として、日々利用者様の自宅に赴き、生活の困りごとを解決しています。
利用者様のご自宅でのリハビリ指導
普段の仕事の内容について教えてください。
作業療法士として訪問看護ステーションに在籍し、リハビリテーションの依頼があった利用者様のご自宅に訪問しています。ご自宅ではリハビリのほか、血圧測定やバイタルサインの確認なども行います。生活の困りごとなどもお聞きしながら利用者様と一緒に課題を解決していけるように支援させていただくことが多いです。
具体的にどのような支援を行っているのですか。
例えば、片手が麻痺してしまい料理ができなくなってしまった方には、片手でもできる料理の方法をお伝えしています。他には、お風呂に入れなくなってしまった方には、手すりをつける位置を検討したり、実際に水を溜めていないお風呂で浴槽をまたぐ練習をしたりなど、利用者様ご本人が主体的に日常生活を送ることができるように支援をさせていただいています。
では、石井さんが作業療法士になろうと思った理由を教えてください。
私は高校のときにバスケットボール部のマネージャーをしており、その時にテーピングをすることなども多く、体の筋肉のつくりなどに興味を持ちました。最初は理学療法士を目指していたのですが、現在は作業療法士の道に進んでよかったと思っています。
どのようなところで作業療法士の道に進んで良かったと感じますか。
日常生活視点でのリハビリに直接関われるところが作業療法士のよさだと思います。理学療法士は、入院中や退院直後などにパワーリハビリなどで筋肉の動きを良くするなどの急性期リハビリを行います。しかし、その後の日常生活に移った段階で、ご自宅の中で転倒してしまったり、引きこもりになって外に出られなくなったり、何もすることがなくて鬱になってしまったり、という方も多いです。
作業療法士としての関わり方では、利用者様ご自身にやりたいことを見つけていただいて、日常生活の中で一緒にリハビリに取り組むことで、その方の全体的なモチベーションを上げていくことができるところにすごくやりがいを感じています。
石井さんは白岡白寿会で訪問の作業療法士になる前は何をされていたのですか。
白岡白寿会に入職する前は約15年間、都内のリハビリ専門病院で入院中のリハビリや訪問リハビリにも一部携わっていました。私には子供が3人いるのですが、上の子が学童に入れない時期になり都内までの通勤が難しくなったため転職を考えていました。その時に自宅から近く、短時間正職員などの多様な働き方あり、子育てと仕事の両立が可能な白岡白寿会に応募しました。8時半から15時半までの勤務でも、こちらでは正規職員として働かせていただいています。
訪問によるリハビリの魅力は、自宅での生活の質を高められること
ちなみに、病院内でのリハビリと訪問によるリハビリとでは、どのような違いがあるか教えてください。
病院内でのリハビリは、最初から手すりがあって段差のない整った環境で行われます。そのため、その作られて整った環境に応じた動作ができるようにはなります。しかし、ご自宅には段差があったり、手すりがなかったりすることも多いです。そのため、訪問でのリハビリでは実際の生活の場でできる動作を獲得することが可能です。やはりその方その方一人一人の生活の質を高めていくことができるといったところが、訪問リハビリの一番の醍醐味だと思います。
ありがとうございます。現在は何名ほどの利用者様を担当されているのですか。
平均的に20名程度です。1日に回る最大の人数は5名程度ですので、1人の利用者様と長く関わることができます。入院中とは異なり、期間が決められていないため、半年以上関わる方もいらっしゃいますし、1年以上関わる方も今後出てこられると思います。大体利用者様お一人につき1回あたり40分~60分程度の時間で訪問しています。
白岡白寿会に転職したきっかけは“働きやすさ”
白岡白寿会のことは以前から知っていたのですか。
近くに住んでいますので、通りがけに看板などを見て「こんな法人があるのだな」という認識はありました。転職をするとなったときに、白岡白寿会は多様な働き方があり、それぞれのライフスタイルに合わせて働き方を選ぶことができるということを知り応募に至りました。
実際に入職してみていかがですか。
以前に働いていた病院も時短勤務だったのですが、通勤に1時間半ぐらいかかっていたため、自宅に着く頃には18時を過ぎてしまっていました。こちらに入職してからは15時半に退勤して、そのまま子供たちを迎えに行くことができるし、生活面でも子供と関われる時間が増えました。短時間正職員という働き方もとてもよいと実感しています。
働き方に関しては、石井さんから希望を伝えて実現したのですか。
そうですね。ホームページを見たときに、正職員にも時短勤務や週4日勤務、曜日や時間制限ありなど、多様な働き方ができると書いてあったため、面接の際に「こういう働き方を希望します」と申し出ました。
残業はありますか。
残業はあまりありませんが、月末と月始は、ケアマネージャーへの毎月の報告や主治医への報告書を作成する必要があるため、忙しくなることもあります。私の場合は16時くらいに子供の保育園のお迎えがあるので、残業時間が必要な場合は通常の始業時間が8時半のところを8時にしていただくことで、30分の前残業申請をすることで業務をこなしています。残業にもフレキシブルさがあります。
残業はありますか。
残業はあまりありませんが、月末と月始は、ケアマネージャーへの毎月の報告や主治医への報告書を作成する必要があるため、忙しくなることもあります。私の場合は16時くらいに子供の保育園のお迎えがあるので、残業時間が必要な場合は通常の始業時間が8時半のところを8時にしていただくことで、30分の前残業申請をすることで業務をこなしています。残業にもフレキシブルさがあります。
スタッフ同士の情報共有がスムーズでその場で問題解決
白岡白寿会で働いてよかったと感じることを教えてください。
訪問看護ステーションの看護師と相談しながら働くことができるので、安心できうれしいです。以前働いていた病院にいた頃はリハビリ専門の訪問であったため、看護師がいない環境でした。こちらでは、看護師がステーションにいる環境で訪問しているので、訪問先で体や薬などの困りごとや心配ごとがあっても、すぐに看護師に相談できる環境です。逆に看護師からもリハビリに関する相談を受けているので、お互いの専門性や役割を理解した上で働けています。
また、職員の連絡手段としてLINEWorksを導入しているため、看護師以外にもケアマネージャーや主治医とすぐにやり取りができます。そこにも安心感があります。情報共有がしやすく安心して働ける環境が、白岡白寿会で働いて良かったと感じることです。
将来的にはどのようなキャリアを考えていますか?
現在はリハビリ職員は1人しかいないのですが、メンバーが増えた時にはリーダーになれるような存在になっていきたいです。
それから、私自身は地域でのリハビリに興味があり、自分が住む地域を良くしていきたいという思いがあります。都内でリハビリ職をしていたときは、自分が住む地域まではフォローできない環境でした。私が住む地域にはお困りごとを抱えている高齢者がたくさんいらっしゃるので、今後は地域包括ケアでの役割を担いたいと考えています。
訪問未経験でも大丈夫。困ったときは“お互いさまの精神”で支えあう
このインタビューを読んでいる方の中には、作業療法士の方で、病院でしか働いたことがなく訪問でのリハビリは未経験という方も多いと思います。「1人で訪問は不安」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、石井さんはどのように解決しましたか。
訪問リハビリ未経験の時は、初めから一人での訪問ではなく、オンジョブトレーニングに近いような形で見学として同行し、次にリハビリの一部も実際に行う、というように徐々にできることを増やしていきました。また、先ほどお伝えしたように情報共有ツールがフル活用されているので、1人で個人宅へ訪問中に困りごとがあっても、常にスタッフに相談でき、1人でも安心して訪問することができます。訪問未経験でも大丈夫です。
それから、白岡白寿会には「いなほの掟」というスタッフが遵守する掟があるのですが、その中にある「お互いさまの精神」がスタッフに根付いています。困ったときはお互いに助け合うため、質問をしても困った顔をせずにいつでも対応してくれるスタッフばかりなので安心です。
福利厚生では社用車もフル活用
では、白岡白寿会の福利厚生で良いと思うものを教えてください。
長期休暇が年2回とれるところです。「リフレッシュ休暇」という長期休暇制度があるほか、「Wハッピーホリデー」という有給休暇取得推進の長期休暇もあります。そして、夏休みと冬休みにそれぞれ3日間休暇を取ることが必須となっているのです。この制度は入職してから知り、大変驚きました。
そして利用者様を訪問する際に社用車を使っているのですが、月に300kmまでは業務以外のことにも使ってもよいことになっています。ですので、私はその車で通勤もさせていただいていますし、休日の利用も可能です。自宅付近の駐車場も法人負担で借りていただけます。車検も保険もタイヤ交換もすべて法人負担です。
最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?これから応募する方へのメッセージもお願いいたします。
元気で明るい方と一緒に働きたいです。白岡白寿会では自分の時間や家庭の時間と仕事の両立がしやすく、ライフワークバランスを保ちながら働けますよ!
- ※Wハッピーホリデー/リフレッシュ休暇
Wハッピーホリデーは、職員全員が有給休暇と公休を連続で取得できる制度。
リフレッシュ休暇は7日間以上の連続休暇(原則義務)。これにより1週間以上の長期休暇が年に2回取得できるうえに、連休を取った職員には2万円も支給される。(リフレッシュ休暇は週の労働時間に応じて付与。7日間は週40時間勤務する通常の正規職員に限る)
- ※いなほの掟
2021年に、誰もが働きやすい職場環境をつくるために生まれた掟。
主な内容は、①物事に真摯に取り組みます。②現状をより良くしよう、他者と協力しようという態度・姿勢で仕事に取り組みます。③上司や先輩職員等の指導や助言は素直に受け取ります。④周囲を不快にさせる態度を取りません。⑤常に相手への感謝の気持ちを持ち、良好な人間関係を保ちます。
- ※新たな人事考課制度
2021年に、いなほの掟をベースにつくられた人事考課制度。「できている/できていない」を評価する細かいチェックシートが用意されており、その結果が人事評価だけではなく昇給やボーナスの査定などにも影響する。
スタッフインタビュー
初めての訪問看護から一人前に成長。利用者さまに頼られる喜び。
いなほの訪問看護ステーション
看護師:木下さん
働きながら医療的ケアが身につく、多様性を受け入れてくれる職場
いなほの看護小規模多機能
介護士:飯田さん
働きやすさにひかれて入職。スキルアップにも最適の職場です。
特別養護老人ホームいなほの里
介護士:松本さん
利用者様の生活そのものに関われるのが作業療法士の醍醐味
いなほの訪問介護ステーション
作業療法士:石井さん
看護師からケアマネ資格を取得、特養の相談員として活躍中
特別養護老人ホームいなほの里
相談員:松嶋さん
利用者様とじっくりと向き合える
訪問看護の仕事には魅力がたくさんあります。いなほの訪問看護ステーション
訪問看護師:桑山さん