やりがいだけではなく働きやすさも◎
白岡白寿会の調剤薬局ならではの魅力とは?
いなほの調剤薬局
薬剤師:山崎さん
いなほの調剤薬局の立ち上げから携わっている山崎さん。在宅の利用者様の訪問や、外来や法人内外の施設の調剤などをこなしています。外来の調剤だけではないからこそ得られる経験ややりがいについてお話を伺いました。
福岡から上京し、入職
普段のお仕事の内容を教えてください。
いなほの調剤薬局の薬剤師として大きく3つの仕事をおこな行っています。
1つ目は外来の調剤受付、2つ目は看護少数多機能や有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの介護施設の調剤、3つ目は在宅の利用者様の調剤・訪問です。
薬局で薬剤師は現在私1人で、薬剤師の資格のいらない業務は3人のパート勤務の方にやっていただいています。
通常の薬局のように、窓口に来られる方の対応が多いのでしょうか。
比重でいうと窓口での調剤受付よりも、白岡白寿会の法人内と、他の施設やケアマネジャーの方からお話があった個人の在宅の利用者様の調剤・訪問が多いです。病院から退院されて、ご自宅へお戻りになられた利用者様の在宅も多いので、開始時にはお薬の調節が頻繁にありますが、やりがいも学びもたくさんあります。
山崎さんは白岡白寿会に来られる前は何をされていたのですか。白岡白寿会に入職したきっかけを教えてください。
福岡で調剤薬局の薬剤師をしていました。2020年に、白岡白寿会が業務改善を図るために調剤薬局を内製化することになった際、以前から知り合いだった理事長からお誘いを受けたのがきっかけです。福岡から上京し、半年ほど東京の調剤薬局で働いたあと白岡白寿会に入職しました。
子育て世代にも安心の勤務形態
では、いなほの調剤薬局の立ち上げ時からいらっしゃるのですね。白岡白寿会はどんなところが良いと感じていますか。
仕事のやりやすさという意味では、スタッフ間でチャットツール・LINEWorksを用いていることでしょうか。法人内の他業種の方との連携がとりやすく、すぐに情報共有できることがありがたいです。確認したいことを質問すれば、法人内のケアマネさんなどからすぐにレスポンスをいただけるのです。
皆さんで情報共有が可能ということですね。
はい。みんなが関わっているご利用者様であるならば、グループを作成し、そのグループに投稿することで瞬時に共有できるというのは便利です。
また、通常の調剤薬局の営業時間は、基本的に近隣の病院に合わせることが一般的です。しかし私たちの薬局は、法人の施設に入所している方や法人の介護サービスを自宅で受けている方がおもな利用者様なので、営業時間を病院に合わせる必要がありません。平日は8時半から17時半まで、土曜日は8時半から11時半までの営業です。ですので、育児との時間的な都合がつけやすいのがメリットですね。子育て中で、フルタイム勤務希望で子供の送り迎えの都合などがつく方にはぴったりの環境だと思います。
子供の急な発熱などで仕事に行かれないときには、往診をリモートで同行させていただくこともあり、柔軟に対応してもらえるのもありがたいです。
残業はありますか。
勤務時間はフルタイムで朝8時半から17時半までですが、やはり急ぎで在宅の利用者様のところにお薬を届けることになってしまった場合などは、どうしても残業が発生します。それでも時間の調節が可能な利用者様には調節していただけますし、急ぎでなければその日中に対応しなければならないことはないので、頻繁に残業があるということはありません。
法人内の調剤や在宅訪問のメリット
過去に勤めていた薬局との一番大きい違いは何ですか。
今までのところはほとんどが外来で来られる方ばかりのところでした。ご本人が来て薬を渡して帰るといったいわゆる普通の調剤薬局です。東京の調剤薬局では、外来、介護施設、個人宅の在宅の利用者に対しても調剤していました。スタッフも10数名おり、様々な業務を並行して対応するのでとても忙しく、自分が何をやっているかわからなくなることもありました。そこが今とは違うといえます。
あまりに忙しい環境で働き続けると心を病んで働けなくなってしまう方もいました。現在は主として薬局としてやるべきことが明確なためとても良いです。
あとは、外来がメインだと診察の内容や経緯を直接知ることがなかったのですが、在宅や施設だと経緯を直接見ることができますし、往診に同行できるのもすごく楽しくて勉強にもなっています。
日々働いていて大変なことを教えてください。
意思疎通が図れない利用者様とのやり取りでしょうか。口頭での会話が難しいときは筆談で意思疎通を図るのですが、次第に症状を重くなり筆談もできなくなってしまうと、こちらから一方的なやりとりになってしまうので、もどかしさを感じますね。
ですが、そのようなときも多職種とのスタッフとの連携があるためすぐに連絡が取れます。利用者様の日々の状況等はすぐ把握できるので助かっています。
薬剤師判断でできることは可能な限り対応・提案したい
そのような中で喜びややりがいを感じることはありますか。
皆さんやはり薬をたくさん飲むことを嫌がるのですが、それを少しでも減らす提案ができたとき、利用者様の喜ぶ姿を見るとうれしくなります。例えば10ml飲まないといけない薬があって、医師から5mlを2錠で出された場合は、10ml1錠に変更してあげると、「1錠減った」と利用者様に喜んでいただけるのですよ。
このように、薬剤師判断でできることは可能な限り対応したいと考えています。
現状を踏まえて薬をたくさん飲むことを望んでいない利用者様に対して、どれを減らせるかを常に考え、減らせそうなタイミングを図って医師ドクターに相談したり、診療同行の際にお伺いを立てることはあります。喜んでもらえたら、うれしいですよね。
充実の福利厚生
白岡白寿会の福利厚生はいかがですか。
私は小さい子供がいるため、福利厚生はほぼ利用できていないのですが、時間に余裕があれば使いたいものはたくさんあります。たとえば法人の近くにあるジムが使い放題なのですごくいいなと思いますし、車をレンタルすることができるのも有難いですし、キャンプの道具やキャンピングカーをレンタルできるもの魅力的です。
求められるスキルは「その場その場で判断できること」
いなほの調剤薬局の薬剤師は、どんな方が向いていると思いますか。
個人の在宅を訪問することもあるので、様々なことに柔軟に対応できる方がよいと思います。往診の際に病院に同行したり、医師が訪問しているときに同行することも多くあります。そのため、その場その場で対応しないといけないこともあり、フレキシブルに判断することが求められます。様々なことに臨機応変に柔軟に対応できる方が望ましいですね。
しかしこの部分は決して知識の有無でないと思っています。知識の部分については、インターネットさえ繋がっていればすぐに調べて対応できることも多いので、新人さんでも問題ないと思います。経験の有無を問わず、その場で自分が何すべきかを判断し、行動に移せるととてもよいと思います。
私は薬剤師を15年以上やっていますが、今でも日々学ぶことが多い環境です。学ぶことを楽しめる方は、きっといなほの調剤薬局に勤務すると面白いと思っていただけるはずです。
では、どんな方と一緒に働きたいですか。
現在3人のスタッフがパートタイムとして調剤薬局で働かれていて、皆さんひまわりのように明るくいつもニコニコしています。集中しているときは無言ですが、お話しているときはみんなで楽しんでいるので、同じようなタイプの方に来ていただけるとうれしいですね。
白岡白寿会の介護事業は施設もありますが、在宅が介護事業の中心になってきています。今は薬剤師が私1人なので、個人宅の利用者様を多く受け持つことができていませんが、もう一人薬剤師が増えると、より多くの地域の方の自宅での生活をお薬の面で支えていくことができると思います。
白岡白寿会の中に根付いている「お互いさま」の精神で、助け合いながらお互いに仕事と生活のバランスを大切にしていければと思っています。
スタッフインタビュー
初めての訪問看護から一人前に成長。利用者さまに頼られる喜び。
いなほの訪問看護ステーション
看護師:木下さん
働きながら医療的ケアが身につく、多様性を受け入れてくれる職場
いなほの看護小規模多機能
介護士:飯田さん
働きやすさにひかれて入職。スキルアップにも最適の職場です。
特別養護老人ホームいなほの里
介護士:松本さん
利用者様の生活そのものに関われるのが作業療法士の醍醐味
いなほの訪問介護ステーション
作業療法士:石井さん
看護師からケアマネ資格を取得、特養の相談員として活躍中
特別養護老人ホームいなほの里
相談員:松嶋さん
利用者様とじっくりと向き合える
訪問看護の仕事には魅力がたくさんあります。いなほの訪問看護ステーション
訪問看護師:桑山さん