特別なスキルは不要、優しいスタッフに囲まれています

そうなのですね。では、入職してから仕事を新しく覚えることになり、不安などはありましたか。

そこまで特殊な知識や技術が必要ではなかったので、特に不安はありませんでした。普段の自分の生活の中で必要な知恵があれば、対応できることが多いです。なですので職場にもすぐに慣れました。もともと私は一人で仕事をするトラックのドライバーだったので、人とのコミュニケーションはあまり得意ではないのですが、白岡白寿会はそんな私を受け入れてくれる優しい人たちばかりです。最初からスムーズに仕事もできました。

なじみやすい環境だったのですね。

はい。みんないい人で優しいですよ。

お風呂の清掃以外にはどのような仕事があるのですか。

例えば木曜日になると、施設の中で利用者様が使うおむつなどの荷物が運送会社のトラックで届きます。全部で5、600キロくらいあるのですが、それを所定の場所に移動する、という仕事をしています。金曜日はシーツや布団カバーなどが届くので、それも所定の場所に運びます。

体力を使う仕事ですね。

多少身体を動かしますが、そこまで体力が必要というほどの重さではないですよ。私は前職でも体を使う仕事だったから慣れているというのもあるかもしれませんが。あとは、こまごましたことを頼まれることもあります。洗面所のパイプが詰まったから見てください、とか。

そういうものは自分の家庭の中でしょっちゅう起こるトラブルと同じようなものです。ですので自分が生活で体験したことでほとんど対応できてしまいます。

毎日出勤が楽しみ、居心地の良い職場です

白岡白寿会で働くようになってから、ご自身に何か変化はありましたか。

大きく変わったことはありませんが、リタイア後に仕事をしていなかった時期と比べるととても充実しています。あの時はつらいというか、楽しくなかったのですよね。家には妻もいるのですが、妻以外の人と話をする機会がなくて。そういうこともあって働きたいなと思って外に出て、それがとてもよかった。家から近いし、屋根のあるところで、快適です。

働きに外に出たことが気持ち的にもよかったのですね。

そうなのですが、「仕事をしなきゃ」という気持ちで来ているわけでもないのです。人との触れ合いが楽しい、というのが大きいです。もうね、毎朝妻に言われるんですよ。「出かけるにはまだ時間が早い」って（笑）。早く行きたいって思っちゃうんでしょうね。行くと楽しいですし、居心地がいい、そう感じています。

永井さんは今後どのような人と一緒に働きたいですか。

ここは優しい人が多いから、やっぱり入ってくる人も優しいといいと思います。用務員の仕事内容的には、誰でもできることは多いと思います。私も特別な技術はないですが、みなさんにあまり迷惑をかけずに仕事をさせてもらっています。特別なスキルはいらないですし、未経験でも大丈夫です。生活リズムも維持できるので、私のように高齢の方にもぜひ来てほしいです。