職員を大切にしてくれると感じる職場で、
チームプレーも抜群!
いなほの介護相談窓口
管理者:松本梢さん
ケアマネージャーが活躍している「いなほの介護相談窓口」の立ち上げから関わっている松本さん。白岡白寿会での日々を通して実感する環境の良さや仕事のやりがいについてお話を伺いました。
自分が関わったことが、利用者様のプラスになる仕事
いなほの介護相談窓口とはどのような事業所ですか。
高齢者の方がご自宅で生活するにあたって、体が不自由になったりなどお困りごとがだんだん増えてくると、生活環境が変わってきます。介護相談窓口では、私たちケアマネージャー(以下ケアマネ)が介護保険サービスをご利用する困っている高齢者の方に対して、在宅で長く生活するためのサポートを行っています。
窓口には高齢者の方が直接相談に来られるのですか。
基本的に直接ではありません。どこに相談したらいいかわからない高齢者の方がほとんどなので、包括支援センターからこちらに「こういう方がいるので担当してもらえませんか」といった連絡がきます。そのあと利用者様から正式に「お願いします」となったら、一度ご自宅を訪問して、今の体の状態や今後の生活についての話し合いをするという流れになっています。
松本さんはこの窓口の担当になって今何年ぐらいですか。
3年半ぐらいです。その前は病院でケアマネ兼事務員として働いていたのですが、いなほの介護相談窓口の立ち上げに際して転職しました。以前の職場では事務員とケアマネの両立が難しく、ケアマネ一本でやりたいと思ったのです。
白岡白寿会に入職してみていかがですか。
大変でした(笑)。というのも、立ち上げは私1人でゼロからでしたし、利用者さんを獲得するのも大変でした。1人でやらなきゃというプレッシャーもあったのですが、理事長や経営層の方たちからのバックアップもあり、精神的なフォローもしてくださったのでとても心強かったです。今では全部で4人のケアマネで運営しています。
松本さんがケアマネになろうと思ったきっかけを教えてください。
病院に就職をして普通の医療事務をやるつもりだったのですが、ケアマネがいる居宅支援事業所の事務員になってくださいと言われたのがきっかけでした。そこで事務員をすることでケアマネの資格が取れるということもありチャレンジしてみようかなと思ったのです。
では、ケアマネとしてのやりがいはどんなところに感じますか。
大げさかもしれませんが、利用者様の人生の最終章に携わる。自分が関わったことで、利用者様の生活が変わったり、何かプラスになることがあったりするのを実感できるのが魅力でありやりがいだなと思います。
「チームプレー」が事業所のコンセプト
介護相談窓口のケアマネの仕事について、どんなことを感じながら働いていますか。
介護相談窓口のような居宅支援事業所は、ケアマネ1人が担当できる件数が国で決まっているので、やればやるだけお金が入ってくる事業所ではありません。訪問介護やヘルパーさんの事業所と連携することで法人としての利益があるという考え方なので、単独の営業所というと頭打ちの事業ともいえます。
そのため「私は利益を生んでいないのでは」と思ったこともあるのですが、理事長から「窓口は法人の顔だからね」と言われてから、責任のある部署なのだなと感じながら働いています。
そうすると、利用者様の対応だけではなく他の部署や担当者への橋渡しという役割もあるので、コミュニケーションやチームワークが必要ですね。
はい。でも白岡白寿会はチームワークが本当にとてもよいのですよ。困ったことがあっても協力してもらえる体制があります。そういったところも安心して働ける理由です。
事業所のコンセプトはまさに「チームプレー」。ケアマネは通常、1人の利用者様に1人のケアマネがつく担当制になっているのですが、この事業所は担当はいつつも全員が対応できるようにかなりのコミュニケーションをとっています。「今この人がいないから全然わからない」ということにはならないのです。
そういった仕組みがすでにあるのですか。
仕組みというほどではありませんが、日々の業務の中で他愛もなく「こういうことで困っているんだよね」と常に言い合えるような環境にしています。新しく入ってきた方にも困らないようにしたいですし、自分1人で抱え込まないということに気をつけています。
長期休暇が取りやすい理由とは?
Wハッピーホリデー(※)についてお話を伺いたいと思います。最初その制度を知った時のお気持ちは。
正直少し戸惑いました。「本当にそんなことできるの?」と。ケアマネ1人が担当する利用者様は30~40人いらっしゃるので、長期休みなんて取れないと思い込んでいたのです。
いわゆる一般的な担当制だと、結局長期間自分がお休みすると、代わりに誰かがやってくれるわけではないので、ただただ仕事が溜まることになってしまう。それだったらリフレッシュにならないし、大変になるくらいなら休まなくていいという人も出てくるのですね。そういうのをなくしたいし、気楽に「ちょっと行ってくるね」と出かけられる環境がいいと思うので、休暇から戻ってきたら仕事が溜まらないようにしておくチームプレーを実施しています。
誰かがお休みの時自分は大変になるかもしれないけれど、自分が休む時はやってもらうので、お互い様の気持ちで長期休暇がちゃんと取れる職場です。
チームプレーが連携できてるからこそ成り立つのですね。では、埼玉の魅力について教えてください。
もともと私は白岡市の隣の久喜市出身で、生まれも育ちもずっと埼玉です。埼玉は海もなく山もなく、特に何かがあるわけではないのですが(笑)、すごくいいですよ。
白岡市はかなりのどかなところなのですが、東京へのアクセスもよく、逆に東京に行かなくても久喜や大宮で大きな買い物は全部済ませられます便利なところです。久喜だと東武線とJR2つの路線が使えるのでさらに便利です。
通勤ラッシュはないのですか。
この辺だとそこまで混みません。あと白岡市は家賃も安いです。東京で働きたいという方でも、ここなら東京までのアクセスもいいし家賃も安いので検討する価値はありますよ。
職員を大切にしてくれるから、利用者様も大切にできる
松本さんは白岡白寿会の魅力は何だと思いますか。
働く職員のことをよく考えてくれるところでしょうか。もちろん利益という部分も必要だとは思うのですが、職員のことを大事にしてくれるので、それが結果として私たちが利用者様に対しても大切にできることにつながっているのだと思います。
どんな人がこの法人に合っているでしょうか。
私たちの相談窓口も明るい職場ですし、特別養護老人ホーム(以下、特養)には若いスタッフもたくさんいてとても活気があるので、明るくて前向きな人にはぴったりだと思います。
あとは柔軟性のある人にもおすすめです。今までの介護業界の常識とは違う新しい考え方を持っている法人なので、介護の経験のある方が転職してきても「業界ってこういうものだから」と思わずに柔軟に対応できるといいと思います。
例えばどんなことが斬新だと思いましたか。
今年(2021年)にできた「いなほの掟」(※)です。特養では朝礼で毎日これを読んでいるそうです。私たちは週1回くらいですが、ただ読むだけではなく声に出すと、自分ができていないことにはっとすることがあることに気がつきました。
この施設全体の雰囲気はどのような感じですか。
こういった斬新な制度や掟があるからというわけではなく、もともととてもよい雰囲気です。明るいですし、他部署の人とのコミュニケーションも円滑で、良好な関係でいられていると感じています。
前の職場とは違いますか。
違いますね。例えば誰かを採用するとなった時に、前の職場だと特に現場の意見は関係なく上が決めるというところがありました。ここだと面接で理事長だけではなく私も立ち会えて、「最終決定は現場でしてね」ということになっているのです。そういうところでトップダウンというよりも、現場の声をちゃんと聞いてくれていると思います。
普段から意見を尊重してもらっていると感じますし、圧倒的に働きやすいです。
利用者様とのやりとりの中で印象に残っているエピソードはありますか。
ケアマネもちゃんと利用者様に意識されている存在だと気づかされたことです。
私たちケアマネはそもそも利用者様のお困りごとを聞いてサービスの調整する役割なので、利用者様にとっては私たちよりもヘルパーやデイサービスのほうが関わる時間は多いといえます。私たちは国の決まりで最低でも必ず毎月1回は訪問しますが、ヘルパーやデイサービスを毎日使っている利用者様にとっては私たちの存在って遠いと思うのです。もちろん大事な役割だと自分でもわかっているのですが、かといって心の部分でものすごく頼られるわけでもなく……実際介護してくださる方のほうが大切に思われるのは当たり前なのですけれどね。
でもこの間、体調が悪くなった利用者様がこの事業所に一番最初に電話してくれたということがありました。ちょうど私は休日でいなかったので他のケアマネが対応してくれて、救急車を呼んだそうです。最終的にその方はお亡くなりになってしまったのですが、苦しい時やつらい時にここのことを真っ先に思い出して電話してくれると思うと、自分で思っている以上に頼られていたんだなと気がつきました。
うれしかったですし、ケアマネ6年目でそれをちゃんと意識しましたね。
では、松本さんは今後どんな人になっていきたいと考えていますか。
私にとって最後にいつも助けてくれる心強い存在が理事長なのですが、私もそういう存在になりたいです。頼りになるというだけではなく、安心すると思ってもらえる存在です。
理事長とはよく話をする機会があるのですか。
はい。常にコミュニケーションを取っていますし、何かあった時はものすごく話し合います。こちらから相談しなくてもすごく気にかけてくださるので信頼しています。あと、理事長は毎年お誕生日プレゼントをくださるのですよ。
お誕生日プレゼント!それは職員全員にですか。
プレゼントに手紙を付けてくれて、理事長がみんなのところを回って一人ひとり手渡しで「お誕生日おめでとう」と言ってくれるのです。ものすごくうれしくて、毎月誕生日が来ればいいのにと思ってしまうほどです。
素晴らしいですね。最後に就職活動・転職活動をしている方へメッセージをお願いします。
ケアマネをしたいという方は、ぜひ白岡白寿会に入ってもらいたいです。楽しい職場なので、こんな事業所があるんだなというのを体感してほしいです。
言い過ぎかもしれませんが、後悔はさせませんよ(笑)。
- ※Wハッピーホリデー/リフレッシュ休暇
Wハッピーホリデーは、職員全員が有給休暇と公休を連続で取得できる制度。
リフレッシュ休暇は7日間以上の連続休暇(原則義務)。これにより1週間以上の長期休暇が年に2回取得できるうえに、連休を取った職員には2万円も支給される。(リフレッシュ休暇は週の労働時間に応じて付与。7日間は週40時間勤務する通常の正規職員に限る)
- ※いなほの掟
2021年に、誰もが働きやすい職場環境をつくるために生まれた掟。
主な内容は、①物事に真摯に取り組みます。②現状をより良くしよう、他者と協力しようという態度・姿勢で仕事に取り組みます。③上司や先輩職員等の指導や助言は素直に受け取ります。④周囲を不快にさせる態度を取りません。⑤常に相手への感謝の気持ちを持ち、良好な人間関係を保ちます。
スタッフインタビュー
高度なスキルを学べる環境を連携し構築、私自身もさらなる高度な技術取得に挑戦中
いなほの看護小規模多機能
看護師(看護課長):本村さん
自分の力を伸ばし、キャリアアップができる環境です
いなほの看護小規模多機能
介護士:伊良皆さん
初めての訪問看護から一人前に成長。利用者さまに頼られる喜び。
いなほの訪問看護ステーション
看護師:木下さん
働きながら医療的ケアが身につく、多様性を受け入れてくれる職場
いなほの看護小規模多機能
介護士:飯田さん
働きやすさにひかれて入職。スキルアップにも最適の職場です。
特別養護老人ホームいなほの里
介護士:松本さん
利用者様の生活そのものに関われるのが作業療法士の醍醐味
いなほの訪問介護ステーション
作業療法士:石井さん