パートから正職員、そして介護主任へとキャリアアップ
ここでは多様な働き方が可能です
特別養護老人ホームいなほの里
介護主任:内田さん
最初はパートスタッフとして入職した内田さん。白岡白寿会の多様な働き方促進により、正規雇用の対象となる働き方の範囲が広がり、夜勤なしの週4日正職員となりました。 現在は介護主任へと昇格し、プレイングマネージャーとして活躍しています。
学生時代のボランティアの経験から、介護業界に
介護士になろうと思ったきっかけを教えてください。
きっかけは中学生のころ、ボランティアのような形で介護に関わる機会が多くあり、こういった福祉の仕事に興味を持ちました。高校卒業後に介護の専門学校へ行き、その後仕事として関わるようになりました。
介護業界に入って現在何年目ですか。
他の法人も含めてこの仕事に就いて16年ぐらいです。それでもまだ手探りの部分もあり、奥が深いと感じています。
白岡白寿会に入職する前は別のところで働いていたのですね。
はい。もともと地元の特養に勤めていました。この地域に引っ越してくることが決まった際に、いくつか施設のホームページを見ている中で白岡白寿会に興味を持ち、入職相談に来たのがきっかけです。
新しい職場を探す中で、夜勤なしで働ける場所を考えていました。夜勤のないデイサービスも検討したのですが、やっぱり経験のある特養がいいかなと思い、決めました。
その際違う法人も検討されていたのですか。
最初からここで働きたいと思い応募しました。ホームページを見て、他の介護施設や法人とは違う斬新な感じがしたのと、駅から近く電車でも通勤できるし、駐車場もあり車通勤も可能という通勤しやすさが応募の理由でした。
相談できる理事長や施設長が普段から現場にいるので安心
実際に白岡白寿会に入職してみて、いかがですか。
今、主任という役職がついている立場というのももちろんあるのですが、理事長や施設長との距離が近いと感じています。
そのため、仕事で困ったことがあったり自分で判断が難しいことがあったりしたときに、すぐに相談できるのがすごくありがたいですね。
他のスタッフ同士でも、普段から会話でコミュニケーションをとる土壌があるように感じます。
白岡白寿会では、施設長も現場に不具合がないか日々回って顔を出してくれます。理事長も同様で、それには驚きました。 今は理事長も施設長もここにほぼ毎日いらっしゃるし、現場にも不具合がないか回って顔を出してくれたりもするので、それには驚きました。
夜勤なしでも週4日勤務でも正職員になれる、多様な働き方の実現
白岡白寿会に入職したのはいつですか。
8年ほど前、2016年です。最初の2年は体力的に夜勤が難しかったので、早番・遅番のパートとして入職しました。
だいたいどこの施設も正職員となると夜勤もやらないといけないので、自分の中では最初からパート勤務しか選択肢がありませんでした。
夜勤なしのパートとして2年働いていたとき、「正職員にならないか?」とお声がけいただきました。
しかしその時も、どうしても体力的に夜勤で働くことがネックになっていたので、正直にそのことを話したら、理事長が「夜勤のない正職員も作ってみよう」と提案してくれました。それで夜勤なしで時短(週4日)勤務の正職員になりました。
これは白岡白寿会の新しい取り組みとして多様な働き方の第1弾だったようです。現在は夜勤なしの通常の正職員として働いています。
非正規雇用から正規雇用に転換となったのですね。
そうですね。週4日勤務の正職員のときに副主任になったので、働き方に制限があっても役職につけるんだなと思いました。
配置変更も含めて働き方に合わせて法人内で調整されているので、 相談をすれば、働き方は結構フレキシブルに対応してもらえて、助かっているスタッフも多いようです。
たとえばお子さんの都合でパートとして入職社して、お子さんが大きくなって仕事の時間が増やせることになったから週4日勤務の正職員になった、というスタッフもいます。
一般的には夜勤があるから正職員を諦める、という人も多いと思いますが、白岡白寿会なら働き方に制限が出ても正規雇用の可能性があるのです。
主任でもなるべく現場に出る理由
普段のお仕事について教えてください。
はい。仕事内容は、特別養護老人ホームいなほの里の介護士として、利用者様の食事や排泄の介助をしたり、介護主任としてスタッフの教育や指導にも携わったりしています。
一般職のころと主任になってからでお仕事の中で変わったことがあれば教えてください。
一般職から副主任になり、そして主任になったので、スタッフをマネジメントするという部分については副主任から主任になったことでの大きな変化はありませんでしたが、 副主任になったときから現在に至るまで、役職がついてもなるべく現場に入るように意識をしています。
役職がついてもなるべく現場に入るようにしていることには何か理由があるのですか。
評価制度として人事考課を行っているので、スタッフの評価をするうえで現場で実際に働いているスタッフを見て評価するのが大事だと思っているからです。自分が評価される側だったら「現場に入っていなくて何も見ていないのに何がわかるの?」と思ってしまいますよね。スタッフはやっぱり自分の働きを見てもらって、正当に評価されたいと思っているのではないかな、と。あとは利用者様と関わるのも好きなので、それもあって現場には入るように意識しています。
未経験から転職した介護士も多数
いなほの里の介護士さんの中には、未経験で入職する方もいらっしゃるのですか。
はい。経験者もいらっしゃいますが、まったく異なる職種から転職されてくる方も少なくありません。未経験の方も安心してはたらけるようにOJTを含め研修をしっかり行っています。
年齢もさまざまで、20代で販売職から転職した方もいらっしゃれば、コロナで今までのお仕事がなくなってしまって介護職に移ってきたという方もいらっしゃいます。介護職は今後、サービスの方法などは変わっていくかもしれませんが、なくなるということはないと思うのです。
個人差はあると思いますが、 未経験で入職してから一人前に仕事ができるようになるまで、どれくらいの期間かかるのでしょうか。
実務だけ一通りというのであれば、3か月から1年くらいでしょうか。
新卒の方はもう少しかかるかもしれませんが、社会人経験があって中途採用で入職される方は、勉強熱心な方も多いですし、どうやったら効率よく仕事を覚えられるか長けている方も多いと感じます。
では、仕事の中でのやりがいについて教えてください。
私の場合は自分の中で、現場に介護士として入って利用者様にケアをするということと主任業を切り離している部分があります。スタッフをマネジメントする主任として、普段一番利用者様と接する時間の長い一般職スタッフの現場の声を一番大切にしています。
「そういう意見もあるんだ」とか自分にはない気づきがあると皆さんすごいなあと思うことも多くあります。人を指導や評価をする立場になり、見えるようになった「スタッフの良いところ」に気が付くことも増えてきたと感じています。
また、「自分だったらどういう上司と働きたいか」も意識して、できるだけ一緒に働きたい上司になれるように心がけています。これらがやりがいだと感じています。
内田さん自身の今後のキャリアについてはどのように考えていますか?
今後白岡白寿会では新しい事業所ができる予定です。
人材育成がとても大事になってくるので、自分は人材育成の分野で活躍できればいいなと考えています。利用者様のケアに厚みを出していくことができるように、人材育成を頑張りたいです。
白岡白寿会の場合、介護士として入職した方は最初に特養に配属となり、介護の基本を身に付けた後に、医療的なケアの技術も必要な看護小規模多機能や有料老人ホーム、あるいは定期巡回などの訪問系のセクションに希望してステップアップしていくことが多いので、法人の人材育成の中心としての特養の役割は大きいと感じています。
白岡白寿会の福利厚生について、良いと思うものを教えてください。
一番はやはり長期休暇を年2回取れるということですね。(※Wハッピーホリデー/リフレッシュ休暇)
自分だけではなくスタッフ全員が取ることになっているので、休みを取ると言いやすい環境でもあります。私は長期休暇は旅行に行くことなどに使っています。
協調性と素直さが大切
最後に、内田さんはどのような介護士の方に入職してきてほしいですか。
そうですね、介護の仕事は一人ではなくチームで行うものなので、協調性がとても大切です。また、未経験者でも経験者でも、それぞれの法人や施設のやり方やルールがあるので、新しく入職される方には、新しい環境に合わせていく素直さが大切だと思います。
協調性と素直さは、先輩・後輩問わず、経験者・未経験者問わず、お互いに気持ちよく働くための秘訣だと思っていますので、私たちと同じように、協調性と素直さを大切にできる方と働きたいです。
- ※Wハッピーホリデー/リフレッシュ休暇
Wハッピーホリデーは、職員全員が有給休暇と公休を連続で取得できる制度。
リフレッシュ休暇は7日間以上の連続休暇(原則義務)。これにより1週間以上の長期休暇が年に2回取得できるうえに、連休を取った職員には2万円も支給される。(リフレッシュ休暇は週の労働時間に応じて付与。7日間は週40時間勤務する通常の正規職員に限る)
スタッフインタビュー
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